大阪淀川区の鍼灸院です。小児喘息の症状を紹介しています。
小児喘息
8歳女児の喘息・アトピー性皮膚炎の症例 |
---|
【患者さん】 8歳の小学生女児 【主訢】 ・喘息・アトピー性皮膚炎 ・生後4カ月より全身に赤い湿疹が出だした。(その後、ステロイド軟膏でおさえていた。) 気温が高いと全身が痒い。 ・2歳の時に、旅行中にうどんを食べた後喘息の重発作をおこし、即入院。それ以来、1ヵ月に1~2回発作がおきるようになった。(風邪が誘因となる場合が多い。) アレルギー検査で、好酸球3000、IgE5000以上 ・性格が神経質で物事に過敏に反応しやすい。 【診断】 ・問診、舌診、脈診、原穴診、背候診の結果を中医理論で分析し、 ・肝郁気滞 ・表証(表寒虚)と診断 【治法・施術】 ・疏肝理気 ・解表 ・百会、右内関に銀の接触鍼(ささない鍼)で瀉法、 右外関、左大渕、身柱に金の接触鍼で補法 【施術経過】 ・治療開始より、6ヵ月の間に、軽い喘息発作が2回あっただけで、現在発作はほぼ消失。 アトピー性皮膚炎は、ステロイド軟膏はまったく使わずに、たまに痒がる程度。 |