アフタ性口内炎の症例を紹介しています。
アフタ性口内炎
アフタ性口内炎 |
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【患者さん】 70歳 女性 【主訢】 口腔内全体及び舌の口内炎。 某大学病院を受診するも原因がわからず、数ヵ月通っても改善しなかったので当院来院。 ・口腔内全体に白い丘診とまわりが紅い炎症が広がる。舌にも舌尖を中心に白い丘診ができ痛みがあり物が食べにくい。 ・小児のころに腎炎を発症。現在片側のみの腎臓が機能している。 ・美食家で油っこい物や肉類を好む。 【診断】 問診・脈診・舌診・背候診・腹診・原穴診からの情報を中医学理論で分析し ・腎陰虚陽亢 ・陽明湿熱 と診断 【治法】 ・滋陰清熱(補腎) ・陽明(特に上焦)の清熱 【施術】 照海、大衝、三焦兪の補鍼 労宮、内庭の瀉鍼 霊台、脊中の清熱鍼 の組み合わせを毎回3~4穴づつ選穴 【施術経過】 ・週3~4回のペースで4カ月治療を続け口内の炎症はほぼ消失した。 診察のみで通っていた病院の医師より改善の理由を聞かれ、鍼灸治療による事をつげ驚かれた。 |