カウンセリングの大切さとは

現代病の大半はストレス

現代はストレス社会と呼ばれ、多くの人が何らかの精神的または肉体的なストレス・悩みに苦しみ、苛まれています。
うつ病などの精神疾患、糖尿病などの生活習慣病、心臓病・癌などの内臓疾患、花粉症・喘息などのアレルギー疾患etc. 。
こういった、いわゆる「現代病」の多くはストレスが原因となり、それに運動不足・不摂生な食事が重なり作られています。



丁寧なカウンセリング(問診)で症状の原因を把握

「ストレスを感じている人へのアンケート」という調査で、ダントツの1位となったのが「人間関係のストレス」でした。
しかしながら一言で“人間関係”といっても、上司と部下、友人、夫婦、嫁姑など人の数ほど多彩です。
生活習慣も生活環境を併せて考えると、千差万別です。そこで当院では、初診時に1〜2時間かけて丁寧にカウンセリングを行います。
時間はかかりますが、ここでしっかりとお悩みの病気や症状がどの様な経緯で起こったのかを明らかにします。
また精神的なストレスや生活、仕事がどの様に絡んでいるのかもお聞きいたします(勿論、言いたくないことは無理にお聞きいたしません)



東洋医学のカウンセリングの意味

カウンセリングとその後の体表観察(顔面診、舌診、脉診、腹診、原穴診、背候診)で得た情報を基に、病因病理(病の原因と経過)と証(病の本質)を明らかにします。ここで非常に特徴的なのが、東洋医学(中医学)の理論です。一般的な現代医学ではまずありえない考えですが、東洋医学(中医学)では、内臓(五臓六腑)それぞれに意識が宿っているとします。即ち、心と肉体は一体であり、心で思う様々な悩みや苦しみといったマイナスの思いが心に歪を生み、肉体にも悪影響を及ぼし最悪病気となってしまうという事をはっきりと論理づけているのです。(中医学では内傷七情[ないしょうしちじょう]と言います)したがってこの医学では、病気の原因をはっきりさせるためのカウンセリングが、非常に大切になるのです。