五十肩(肩関節周囲炎)の症例を紹介しています。

五十肩(肩関節周囲炎)

五十肩(肩関節周囲炎)の症例

【患者さん】
74歳 男性
 
【主訢】
・右上腕を前上方に挙上時、肩関節後側に疼痛があり運動困難。(上にある物が取れない)
・痛みをおぼえるため、後方(背中)に右腕をまわせない。
・夜、幹部を下にして横になるとうずいて眠れない。
・スターティング・ペイン(動作しはじめの痛み)がきつい。
 
【症状の経過】
・5カ月前より右肩関節に疼痛を自覚しはじめ、徐々に悪化、整形外科に通院し電気治療・マッサージ等の治療をうけるが、現在まであまり改善しない。
 
【診断】
・問診・舌診・脈診・原穴診・背候診の結果、右少陽三焦経・右大陽小腸経の経筋病及び風寒邪による痺証と診断。

【治法】
袪風通絡・散寒止通・行気

【施術】
申脈・列缺に置鍼、身柱に灸7壮

【施術経過】 
5回の治療で疼痛消失。